小林泰三「海を見る人」

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小林泰三「海を見る人」は、第十回SFマガジン読者賞国内部門を受賞した珠玉の短編集です。特にオススメなのが小林泰三「海を見る人」に収録されている「独裁者の掟」です。 独裁者の掟は、見事なトリックで最後に驚く事間違いなしの名作だと言えます。舞台は巨大な宇宙船二隻です。両者はマイクロブラックホールエンジンを用いて宇宙航行をしています。マイクロブラックホールエンジンは、質量を入れないと熱量が上がるという不思議な構造を持っています。両陣営はそれ故に、時に敵の船を破壊して持ち帰る程の、壮絶な物資の奪い合いを繰り返し、... Read More

『働かないふたり』読むと癒される漫画

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『働かないふたりふたり』は、ウェブサイト上で連載されている漫画です。描きおろしなどを加えた単行本も出ています。 主人公は、兄の守と妹の春子。ふたりとも働いていません。毎日だらだら過ごしています。両親の家に暮らし、生活費も入れていないようです。かなりやばそうな状況ですが、二人ともとても楽しそうです。毎日、遅く起きてきてはテレビ、漫画、ゲーム、散歩、鬼ごっこ、ほかにもなんと表現していいかわからないような遊びを自分たちで開発して楽しんでいます。まるで小学生の夏休みのようです。 兄妹の隣の家に暮らすOLの倉木さん... Read More

渡瀬悠宇さんの ありす19th

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内気で人の顔色を気にしてしまう高校生のありすは、文武両道で明るくて友人も多い姉の真由良がうらやましいと、いつも劣等感を抱いていたが、姉と同じ人(若宮叶)を好きになってしまい、姉は叶と交際するが、叶は真由良は友人として好きだと気づき、妹のありすを好きになるという、姉妹の三角関係的展開が面白かったです。 ありすと叶は、「聖なる言葉の使い手」として選ばれ、ウサギのニョゼカからもらった、腕にあるブレスレットの力を借りて、「言霊」を使うことができるのですが、姉によって、ありすは叶に思いを告げると、叶が死んでしまう呪... Read More

東京喰種にハマっています。

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石田スイが描く漫画「東京喰種」の大ファンで、今はハマっています。主人公カネキが事故により、人肉を食べることでしか生きていけない喰種の臓器を移植され、自らも半喰種になってしまうという物語です。カネキが人間と喰種の狭間で生きていくことに悩み、もがき苦しみながら、自分の居場所、生きていく道を必死で探そうとしていく姿に、思わず応援したくなります。もともと読書好きで優しい性格のカネキ。人間と喰種どちらの気持ちもわかるだけに、より苦悩は深まります。カネキ以外の登場人物もみな魅力的で、いろんなタイプの喰種が出てくるとこ... Read More

「旅のラゴス」主人公に自分を乗り移らせたらこんなにも面白い小説はない。

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もう何回読んだでしょうか。 高校の時、友達に勧められ読んでみたら、一気に引き込まれてしまったのを覚えています。 作者は筒井康隆。SF小説界を代表する大作家です。 その日のうちに読み終えました。僕は、なんでこんなに面白いんだろうと考えてみました。 この話は主人公のラゴスが旅をしているところから始まります。 初めは、なんでラゴスが旅をしているのか分からない。だけど話が進むにつれ、徐々に謎が解けてきます。 例えば、第1話ではラゴスが途中まで、共に旅をしている部族と一緒にテレポーションを行います。この世界はみんな... Read More

古本は売っておけばよかったかな

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私の部屋は、かつて不用品で溢れていました。 読まない本や子供の使わない教科書、入らなくなった洋服、ガラクタとにかく物が収納しきれなくて、その結果掃除するのもいちいち物をどかしてやらないといけないので面倒くさくなって掃除すらサボるようになりました。 これではいけないと思い、ちょうど引越しする予定でしたので荷造りする前に断捨離をやりました。 まずは下駄箱に入っている靴の処分です。かかとが折れた靴は見た目がだらしないので捨てます。 それから入らなくなった靴もどんどん捨てて、靴だけで8足もありました。次は自分と家... Read More