信長の忍び

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この漫画は、重野なおき作の歴史系ギャグの4コマ漫画です。

尾張の戦国大名、織田信長のもとに仕えるくのいち(女忍者)千鳥の視点から見た戦国時代を描いています。

千鳥は身体能力と戦闘能力は非常に高いものの、カナヅチで頭は弱い(掛け算が分からない)という弱点があります。忍者でありながら極めて感情が豊かであり、強さと可愛さを兼ね備えた主人公です。

その彼女と行動を共にする助蔵は、千鳥と同じ忍者でありながら、千鳥と対照的に頭は良いものの、戦闘能力は皆無で絶賛千鳥に片思い中です。もっとも、千鳥はその鈍さで助蔵の思いには気づいていません。

そして二人が仕える織田信長は、日ノ本に平和をもたらすために勢力の拡大を図ります。同時に大の甘党でもある信長は、日本中の甘いものを集めるという、「天下糖一」という目標を掲げています。

他にも、自由人で未来に生きている帰蝶(濃姫)、信長のパシリで猿顔の木下秀吉、その妻のツンデレで超絶料理が下手なねね、「裏切り」が大嫌いな明智光秀(後に自分が裏切るのに)、筋肉オタクの浅井長政、温泉オタクの武田信玄、脱糞をネタにされ続ける徳川家康など、魅力的なキャラクターが多数登場します。

この漫画のすごいところは、ただのギャグマンガではなく、かなり細かいところまで史実ネタが盛り込まれているところです。前述のキャラの特徴の中にも活かされている他、戦いの動きや戦国時代の風俗・伝説についても解説付きで触れており、非常に歴史の勉強になります。

というのも作者の重野なおき先生、なんと社会科の教員免許を持っておられるというのですから納得です。

ストーリーとしても、ギャグ以外の面ではかなりシリアス度が強く、絵のタッチとは裏腹に戦国時代らしく重い場面も多々あります。

読んで面白く、勉強にもなります。

是非お勧めの作品です。